南方書店

私が本屋したらこんな本を置いておきたい…たまに雑な記事も書きたい。そんな架空書店です。

南方熊楠―森羅万象に挑んだ巨人 (別冊太陽 日本のこころ 192)/平凡社

 6月1日うん十年目のご進講記念日をなんとなくめでたい気分でむかえるための南方熊楠特集!

 第一夜

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  ようやく本編の始まりです。事情を雑に説明すると、知人からそんなに本好きなら本屋したらいいじゃんと言われ、軍資金も体力もないわしには無理じゃー古書屋するんだったら全国の古書市巡りたいし…やっぱ無理じゃーということでアフィリエイトで本屋ごっこすることにしました。

 ここ何年かは、民俗学の本を主に読んでいて南方熊楠が南方学が面白くて夢中になってるとこです。

 友達にも最近ススメて南方学の神秘ゾーンのとりこになってる模様笑
その友人Bにまず最初に熱くウザく熱く説明したら興味持ってくれたので、一番最初に特集を組む人を南方熊楠にしました。

 

友人Bが南方熊楠ってイケメンだね❤って言っておりましたが

イケメンは春洋さんに決まってんだろ!!ってこたえておきました。

 ※春洋さんは民俗学者折口博士の弟子兼恋人兼息子です。

 

いい加減本の内容に触れます。

本自体は高価ですが、wiki以上の情報量があるので知りたくなった方は手に取ってみたらよいのでは?

写真も熊野の雄大な自然が楽しめますし、内容・構成ともに初心者にわかりやすくなっています。

興味深いのは平凡社が作った南方熊楠全集に完全スルーして収録しなかった”珍事評論”がカラー写真で全面載ってるということですね。

一般人には読めたもんじゃありませんが、南方熊楠の第一級資料を作り続けた長谷川興蔵さんが作った南方熊楠日記第一巻に珍事評論(第1号)が読める状態で収録されています。

長谷川さん自体平凡社南方熊楠全集に関わっており、平凡社の意向で全集に収録されなかったので日記のほうに南方熊楠渡米時を知る重要な資料として収録したそうです。

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 これはたまたま友人Nに会いに行って、出先の古書屋に寄った時に見つけて買ったものですが、内容・構成ともに平凡社とほぼ一緒で使用してる写真がちょいちょい違うくらいでなんでこんなそっくりな本がと思ったら、監修してる人が一緒でした笑

平成4年にあった超人南方熊楠展で販売されてたムック本みたいです。

一般流通のものじゃないので見つけたらラッキーなのかな?

 

この二つの本での大きな違いは山の神のオコゼを好むの写真が違うという点ですかね?

平凡社のは白黒の屏風絵の「山神オコゼ」を使用してますが、

こちらだとカラー絵巻の「山の神草紙」を全面載せています。

 

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 家に同じ写真使った本が3冊もあったらさすがに面白いww

 

昨日はじめて皇族にオールナイトニッポン出た人がいるのを知ってまだショック状態ですが、南方熊楠特集第二夜もノープランで続きます。

 

 

 

南方熊楠―森羅万象に挑んだ巨人 (別冊太陽 日本のこころ 192)

南方熊楠―森羅万象に挑んだ巨人 (別冊太陽 日本のこころ 192)