もう!純粋(ピュア)なままじゃいられない!!
※今回は残念ながら店主の長年の勘違いにより生まれた悲劇です。
※店主はマヤ文明等古代アメリカ文明は、ほぼ日で太陽神殿で心臓捧げてる硬派な文明なんだぜってずっと思っておりました。
※そろそろ嫌な予感がして来たでしょう。ご安心ください❤リンクを充実させました。読んでいてお辛くなりましたら、好きなリンク先へお飛びください。
ある日、買った古書が我が人生の”神々の黄昏”のはじまりだったとは・・・デデデデデンデンデー(銀河英雄伝説見終わりました笑 外伝凸入しております)
第一章 ランダのアルファベット
その日、たまたま古書屋で見つけたのが『太陽と月の神殿 古代アメリカ文明の発見』増田義郎 著 中公文庫というものだった。パラ読みして面白そうだったのと元から古代アメリカ文明には興味があったので、買うことにした。表紙はチチェン・イツァの戦士の神殿で裏表紙は『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』坂田靖子 著(文庫だと旅情篇)のマンガでお馴染みのオルメカの石頭像(ラ・ベンタ)が小さく載っていた。
この本自体はもう絶版でもともと『太陽と月の神殿/新大陸』(「沈黙の世界史12」1969年10月新潮社刊)を増補したものだそうだ。現在の研究からはやや遅れたものになるらしい事が著者のあとがきによりわかった。それでも、古代アメリカ文明のごっつい写真集は持ってても基本的知識がほぼ無いのと読んで面白かったらそれでいいので、しばらくほっといた後、読むことにした…。
まさか、ちょっとした好奇心がすべての固定概念を覆すとは知らずに……。
その悲劇はふとした時に起きた。
買ってしばらく放置していたので、そろそろ読むかと自分の興味がそそられるページがないかパラパラめくっていたら目に付いたのがP223のマヤ文字の解読。大変興味深い。読むことにした。
マヤ文字の解読は色んな人達が挑戦し、未だ解読に至ったのはあまりないと書いてあった。その中にランダが作り出したマヤ文字をアルファベットに対応させた表が載せてあった。私は興味津々で見た。
うーしゃんがピヨピヨしてるよ(精神崩壊)
どうあがいてもうーしゃんがピヨピヨしているようにしか見えなかった。
私の中でマヤ文明=硬派なイメージが崩れた瞬間であった。
その他気を取り直して見た。
こんな子いるかな?(臨界点)
こんな子いるかな?な子たちがほか3匹くらいいた。
あと見所ある文字は手Xと顎からシャワーXかな。
私は、精神崩壊から逃れるためまた新たなページをめくることにした。
”神々の黄昏”はまだ始まったばかりである。
第二章 P275
銀河の歴史がまた一ページ(内容が更に悪化するので閉じます)
それは一番最初の悲劇だったかもしれない。その文字が私の目に入った瞬間読まずにはいられなかった。
マ〇コの反乱
マ〇コの即位
私は、信じていたかった。この名前の持ち主は女だと
しかし
男だった。
しかも
なかなかの君主っぷりで、聡明な人だったと本文を読めば伝わってくる。
しかし
しかし
私は激しく動揺していた。男でマ〇コって名前って
こういう時こそ友人Bじゃないかっ!
私はLINEで事情を説明し、友人Bに救いを求めた
しかし友人Bも内容が内容なだけに激しく動揺し、
”マ〇コが男ならチ〇コはどうなるんだってばよ…”
そう迷言を残してくれたおかげで私はなんとか冷静さを取り戻すことができた。
かつて、たった一人の名前でこれほど動揺したことがあっただろうか?
昨今はアニメでも貧乳・巨乳・全裸・境界線上のホライズンとか割とグイグイいってるのもあるのにも関わらずまさかの古代文明にこんな落とし穴があるとは、私はどうしようもないダメージを受けつつ読み進めることにした。
P289 マ〇コの死
自分のウォールマリアが崩壊する音が聞こえた。
言葉の暴力の最強威力を感じた瞬間でもあった。
友人Bの迷言後、努めてまともに読む気であったが限界であった。
著者ノリノリなんじゃねぇのとまで思った。
歴史という事実の前にこれほど絶望することがあっただろうか?
私は何とか正気を取り戻し、そもそもこの時代には名前に意味合いを含めているのだから何らかの意味があるだろうと、民俗学的に考えたがそういう事は書いてない本だったのであえて知るような真似はよすことにした。二次災害での精神ダメージなど考えたくなかったからである。
この本を総合的に考えると著者の20年にわたる研究が丁寧に書いてあり、古代アメリカ文明のはじまりからスペイン人からの侵略の歴史を物語調にわかりやすく書いてあるので、とても読みやすいように感じます。少し読んだだけでもスペイン人自重って言いたくなるくらいには理解できるようになります笑
黄金黄金て言うけどあんまり黄金の出土品ないよなあって思ってたら主に、スペイン人が強奪して尚且つ持ち運びやすいように溶かして棒状にしてたそうです。原因がわかったのはいいですがなんともいえない気分になりました。
民俗学の本としてならば、歴史・文字・神殿・考察と珍しいくらいバランスのとれた良い本だと言えます。
以上
(一度くらい鹿角さんごっこはしたくなるよね)